No.301「君はいつも
僕の手を引っ張って振り回してた。
僕は別に、それを
悪いと思っていなかった。
むしろ、嬉しかった。
遊園地に行った時も、
服を買いに行った時も、
アパートで暮らし始めた時も、
一軒家を選んでる時も、
子供が出来て遊びに行く時も、
子供が巣立って、
また二人っきりになった時も。
いつもいつも振り回していたね。
でも、僕は本当に、
楽しかった。
幸せだった。
また、君は僕の手を引っ張って行くんだね。
はっはっは。
何も言わずに先に行ったのは、
君の方じゃないか。」
(男性推奨。
これと同じ物を読みたい意欲のある人は
是非、No.302の方をご利用ください。)
No.302「私はいつも、
あなたの手を引っ張って振り回してた。
離れたくなくて、
あなたのことを離したくなくて。
遊園地に行った時も、
服を買いに行った時も、
アパートで暮らし始めた時も、
一軒家を選んでる時も、
子供が出来て遊びに行く時も、
子供が巣立って、
また二人っきりになった時も。
いつもいつも振り回してごめんね。
でも、私は本当に、
楽しかった。幸せだった。
何も言わずに置いていって、
ごめんなさい。
でも、離れたくないの、ごめんなさい。
だからまた、私はあなたの手を引いていく。」
(LisPon公式キャスト せーら様より
No.301のアナザーストーリー。女性推奨。)
No.303 「君と出会ったあの日を、
僕は一生忘れることはないだろう。
初めて見た時、
僕は透き通る水のように見えた。
君の澄んだ顔は、
とても綺麗で、どこか儚げで。
僕と2人だけの部屋。
カーテンで仕切られて、
いつもは見えなかったけど、
窓からの陽の光で、
眩しいな、
と思って振り向いた時、
窓の外の景色を見ている、君が見えた。
綺麗すぎて目を逸らしてしまった。
一目惚れ、というものだった。
窓の外の景色が、
君を通して見えるような気がした。
それほどの透明感だった。
「何かご用ですか?」
そう聞こえた。
今にも消えそうな声で。
「えっ、あっ、そのっ」
あたふたしてしまった。
あー、ここら辺を思い出すと、
いつもいつも恥ずかしくなる。
飛ばしていいかな。いいよね。ははは。
そこから、話すようになって仲良くなった。
笑顔がいつもいつも素敵で、
でもやっぱり儚げで。
君はいつも僕が目を覚ます時、隣にいて、
起き上がっていつも未来のことについて
話し合うのが、
いつもの僕の日課であり、
幸せだった。
初めて話した時から3ヶ月が経った日。
僕がいつも通り目を覚ますと、
隣のベッドにひっそりとあった
白い熊のぬいぐるみがなくなり、
枕や布団がまとめられていた。
机には一輪の百合と
折り鶴が置いてあった。」
No.304
「もうさ、俺たち結婚して5年やろ?
んでもって、出会って8年やんかー。
そろそろ結構遠めの旅行してえなぁって
思ってさ?そーれーでっ、
こんなの見つけたんだけどさ?
えーっと、これこの
「様々で、色とりどりの花達が出迎える花畑」
ってやつ行こうかなぁって。
え?花とかお淑やかなこと
好きじゃないのくらい知ってるよ、
知りまくってるよ。だからだよ。
好きじゃないのは知ってる。
だからこそ俺と行くんだろ?
今まで俺と花関連のこと避けてきたじゃんか。
それが間違いだと思ってさ。
花を好きになれなんて言わないさ。
俺との思い出1つ
新しいジャンル増えるってだけさ。行こうぜ?な?」
no.305
「鞄が重い。早く下ろしたい。
教科書もノートも。筆箱も弁当箱も。
早く、全部どっかに下ろしてしまいたい。」
no.306
「いらっしゃいませぇー!!
安いよ安いよ大安売りだよー!!!
こっちの魳(かます)、鰈(カレイ)
ウマヅラハギ、魛(たちうお)が
いつもの半額だよー!!
お買い求めるなら今だよ今今!!」
no.307
「お前さんや、ちょっとどいとれ。
お前さんじゃあ、まだ、敵わん敵わん。
よっ…こらしょっ…と…ふぅ~…
遠のく蒼空の雲行きに、
馳せ参じる光の粒よ。
木陰に明かりを灯し、
然に息吹を送れ。
老朽会十八の奥義。
【燦灯歌】ッ!!」
no.308
「大将が大樹だとしたら、
我々は木の葉の1枚1枚だ。
大将1人でも充分なほどの
力と存在感を持つ。
だが、そこに我々の木の葉が
纏い、重なり、連なることで、
更なる高みへ行くことが出来る。
だから1人1人、自分は沢山ある中の
木の葉の1枚であることに
誇りを持て。行くぞ。死ぬなよ。」
no.309
「騒々しいな。
ここはいつもこんな感じか?
こんな場所で良く商売が出来るな。
いかにも潤ってなさそうな場所だしな。
ん?あぁ、俺か。
俺はただの浮浪者さ。」
no.310
「これは私が夜の病院で
電話番をしていたときの話です。
そもそも夜間の電話受付は
看護師さんの仕事なのですが、
多すぎる仕事の負担軽減に
アルバイトが募られたのでした。
夜間の病院はどこもかしこも真っ暗で、
誰もいない暗闇に包まれた待合室は
なんとも不気味なものでした。
その寂し気な待合室のはす向かいに、
私が勤務する夜間電話受付の部屋があります。
三畳あるかないかの狭い部屋でしたが、
デスクと電話しかない部屋は
その広さで十分でした。
まわりは病院らしい
柔らかなベージュ色の壁です。
頼りない蛍光灯が一本、天井に設置されており、白々しい光が周囲の暗さを
より濃密に浮きあがらせておりました。
初めのころは電話が鳴るだけで
心臓がドキリとしたものですが、
業務は当直の先生へ
つなぐだけの単純なものです。
少しずつ仕事に慣れてくると、
辺りを見回す余裕も生まれてきました。
すると、入院患者の病棟のそばに
人形が置かれていることに気が付きました。
透明なガラスケースに収められた、
50センチ程の大きさの日本人形です。
朱色の着物には金糸があしらってあり、
いかにも高価そうな人形でした。
墨汁をたらしたような美しい髪と
黒みががった瑠璃色の瞳。
その視線のさきには入院病棟があります。
ふと、私は違和感を覚えました。と
いうのも病院の待合室は真っ暗で、
弱弱しい蛍光灯の明かりも
病棟のほうへは届かず、
あたりは暗闇に包まれているのです。
それなのに、まるで人形の白い肌が
光を放っているように、
その人形は待合室の端っこで
ぼうっと輝いているようでありました。
不意に奥のほうから
何かを呼び交わす声が聞こえました。
どうやら患者さんの容態が急変したらしく、
看護師さんが声をあげているようでした。
少しの間
入院病棟のほうへ送っていた視線を
人形に戻しますと、
暗がりのなかで人形の髪が
艶艶と光沢を放っているように見えました。
先ほどまで、
人形の口角はあのように
あがっていたでしょうか……。
不安な気持ちに包まれながら業務を終え、
その日は帰宅しました。
それからも何度となく
入院病棟が騒がしくなるたびに、
人形は妖しい輝きを放ち、
その目がじっと病棟を見つめていました。
そしてある日、
私は病院の夜間勤務をやめる決心をしました。
というのも、あの人形が
私のいる電話受付の部屋を見て、
にっこりと微笑んでいたからでございます。」
No.311
「
いらっしゃいませー、、
って、お前らかよー!!!
ったく、見知った顔がいくつか見えたと思ったら、なんだよおまえらかよ!!!
あ?なんだよ!あんまジロジロみんなよ
俺のハイヒールとメイド服をよぉ!!
さっさと席に座れよ!!!
ご、御主人様、本日の貴重なお時間を、
割いて私たち、プリティ喫茶に
ご来店頂きまして、ありがとうございます。
に、ニヤニヤしてんじゃねーよ!!
くそー!!!」
No.312
「さあ、学生諸君、
席につきたまえ。時間だ。
最小の努力で得られるものは、
最少の経験値と、原因不明の失敗である。
逆に、最大の努力で得られるものは、
最多の経験値と原因不明の失敗、
それと、経験から得られた
失敗に対する改善案である。
というテーマで授業を始める。
世間では、
努力すれば報われる
という言葉があるが、これは、
努力=成功や成立ではない。
道中で、つまづき、転んだ時の原因を探り、
失敗を繰り返しながら成功への道を
ゆっくり拓いていく、それが努力だ。
そこを怠り、惰性にすると、
前述の通り、
得られるものが変わり、個々で差が開く。
どちらを選ぶかなど、
聞かなくともわかるだろう。」
No.313
「貴方は短いキスが好きだから。
貴方は撫でられるより撫でるのが好きだから。
貴方は目玉焼きには塩より醤油だから。
貴方は夏より冬の方が好きだから。
私は長いキスの方が好きだから。
私も撫でられるより撫でるのが好きだから。
私は目玉焼きには塩だから。
私は冬より夏の方が好きだから。
本当の意味で相性合わないはずなのに、
何かわからないけど続いてる。
気付かないうちに、続いてる。
そんな日々を、貴方と私は、
こよなく愛している。と、私は思っている。」
No.314
「近年、いじめという言葉を
あまり身近で聞かなくなってきている。
私が、学生ではなくなり、
いじめの温床の学校という場所から
遠のいているというのが一番の理由だろう。
それでもいじめはなくなってはいない。
なぜだか分かるだろうか。
それは、人間社会という
無意識な縛りがあるからである。
要するに、
「蔑む対象を決め、自分の社会的地位を
上げるために他者を陥れる」
というものが、模倣され
「いじめ」という形になっているのである。
これがどれだけ惨めで醜いことであるか
例を出してみよう。
人間という大きな括りで見れば
種族として同じ種族であるにも
関わらず、その同種族の者を
故意的に省き、貶めているのである。
これを他種族に置き換えられるだろうか。
虫や、猫
犬や、熊など
様々な動物がいるが、
故意的に多人数で、一人を
無視する、又は居ないものとして
扱う、などをしているのは
言葉を発せる、表現ができる人間しか
出来ないことなのである。
唯一動物で会話、言語、文化が
ある種族であるにも関わらず、
同種族のものを尊重できず、
普段から飼育していたり、
家畜として育てている動物に
笑われても仕方の無い事を
平気でしてしまっているという事なのである。
どれだけ惨めで醜いことであるか、
これだけでも充分分かるであろう?」
No.315
「さよなら」
No.316
「たまに、自分の名前が嫌いだ。
という人を見かける。
訳が分からない。
名前が嫌いという言葉がまず分からない。
確かにキラキラネームと呼ばれる
特殊な名前を付けられたり
することがあるらしいが、
その名前さえ無くなれば
あなたを証明するものは
何が残る?
国籍にも名前は乗らず、
免許も取れず、
ローンも組めない、
社会的に存在がなくなり、
生きている意味も、
生きていた証拠もない。
それでも名前が嫌いなら
そんな名前捨ててしまえばいいさ。」
No.317
「晴れた日の空は真っ青に淡い光を放っている。
曇った日の空は灰色や、白、
静けさを纏った光を放っている。
雨が降る日は、黒灰色や、黒、
騒々しさを内部にも外部にも
さらけ出した、光を放っている。
どれも闇ではない。光である。
闇というのは、
これら全てが無くなった時である。」
No.318
「君の家、君の部屋でくつろぐ。
あぐらをかいて、あくびをひとつ。
沈黙が続いていた訳ではないけれど、
話しが続いていた訳でもない。
ふと君が口を開いた。
僕はガムを噛んでいた口を止めた。
僕はガムを捨てた。一思いに紙くずに包んで。
君は今を捨てた。
一思いに紙くずにして。
僕は眠った。永い永い眠りについた。
君は起きた。永い永い眠りから覚めたように。」
No.319
「朝が嫌いだ。
人々が時間に追われるからだ。
昼が嫌いだ。
目上に最も気を遣うからだ。
夜はもっと嫌いだ。
追われるものも
気を遣うのもなくなり、
何も無くなってしまうからだ。」
No.320
「パシャッ。カメラのレンズが
瞬きをひとつ。
これがいつでも見れて、
いつでも消せる思い出のレシピ。」
No.321
「クスリをどうぞ。
貴方の苦しめるものや、
痛ませるものに対してお使いになさい。
使う量は自分で決めなさい。
用法・用量なんて
書きませんし教えません。
貴方が幾つ使えば楽になれるか
試しなさい。」
No.322
「この物語はフィクションです。
人物や場所や物名などは
架空のものです。
既存のものとは
全く関係はありません。」
no.323
「前にね、自傷行為をしてる人に
「やめてって言わないで。
やめたら自殺するかもだから。」
って言われたんだけどさ。
自分の大切な人の体が
傷だらけになっていくのを
見て見ぬふりして
普段通り過ごすなんて
僕には出来ないよ。」
no.324
「亻(にんべん)に夢で儚いと書くけど、
本当は儚いんじゃなくて、
渋々諦めて、
色んな事を考えて、
必死に忘れようとして、
たまにふと思い出して、
涙して、我慢して、
また忘れて。
その繰り返しだから、
そんな一言でまとめられるような、
事じゃないと、僕は思う。」
no.325
「好きな人に好きだよって言われる事が
どんなに幸せかを知っている。
今のこの気持ちをいずれ
忘れてしまう日が来るかもしれない。
忘れたくなくても
忘れてしまうかもしれない。
忘れないように
言われるのを待つんじゃなくて
自分から言わなきゃ、と
ふと思った。
私は、幸せだ。」
no.326
「少し遠くに置いたちり紙をとり、
鼻をかんで、ゴミ箱に投げる。
小さく弧を描いて、ゴミ箱に向かう。
少し逸れて、入らずぽとりと落ちる。
仕方なく起き上がり、
歩いてちり紙を拾い、
ゴミ箱に入れる。
こんな生活でも
続けられれば、
案外幸せで、充分なのかもしれない。」
no.327
「おうおう。あんちゃん達、お嬢さん相手に
3人は流石にいらねえんじゃねえか?
みっともないし、情けないぞ。
ん?あぁ、確かに俺は
関係ないな。うん、そうだ。
だとしてもこんな綺麗で華奢な女性が
囲まれてこれから何されるか分かんないのに
見過ごせないでしょう。
ほら、こちらへ、お嬢さん。
ん?え?必要ない?
いえいえ、御遠慮なさ…うわぁ!!
いてっ!うおっ!!えっ、はっ?
あー…そういう感じね。
必要ないんですねー…分かりましたー…。
ものの数秒で男3人を半殺しにして
笑顔で去っていったぞ…。
世の中広いもんだなぁ…。」
no.328
「あー、まじでやばい!ガチやばい!!
漏れるって!!あーー!!!あったー!!
便所ー!!!!はよ!!はよ!!
個室!!個室!!鍵閉めて、っとー。
ふぅー…あっぶねぇ…あ…え?
○○さん?(誰でもいい)
なんでこんな所にいるんですか?!
えー!初めて会いましたー!
握手してください!!うわー!!
滅茶苦茶嬉しいですー!!
え?早く出てって?あ、あっあっあっ
そうですよね!!
トイレの個室ですもんね!!
鍵閉めてなかっただけですもんね!!
あっ、すいま…、いや、でも自分も
まじで漏れそうなんですよね。うんち。
ちょっと分けてもらえません?トイレ。」
no.329
「帰り際にぽつぽつと雨が降る。
次第に雨は強くなり、
家路につく私の身体を無作為に刺す。
濡れた道路、濡れた人々、濡れた街並み。
身も心も濡れて、溺れて。
明日もきっと雨模様。
ずっとずっと雨模様。」
no.330
「可愛い彼女が出来た。
何もかもが可愛い彼女。理想の彼女。
これこそが彼女、っていう人ができた。
いっぱい嫉妬してくれるし、
いっぱい好きって言ってくれるし、
いっぱい愛してくれる。
もしも、
他の人のものになろうものなら、
全力で引き止めるだろう。
今、僕は、あの人に「ぞっこん」ってやつだ。」
no.331
「はぁ…今日も先輩かっこいいなぁ…。
え?私今なんか変な事言った?
あっ、また声に出てた…?
あー、ほんとこれ直さないと
いつ先輩本人に聞かれるかわかんないよね…。
うん、直しとく。ありがとね。
あっ!!先輩こっちみてる!!
せんぱーい!!!かっこいいですー!!」
no.332
「(出来るだけ本気でエロく読む)
ここ、テストに出るから、覚えとくように。」
no.333
「○○氏○○氏、昨今私たちオタクのことを
好きだと言ってくれる女優がいたのを
知っているでござるか?
そう、あの人でござる。
その人どんな人と結婚したか
知ってるでござるか?
いやいや、オタクではないでござる。
オタクではないんでござるよ○○氏!
有名証券会社の役員さんと結婚したでござる。
やっぱり金目当てだったでござるよ。
危なかったでござるな!私達!
年収60億でござるものな!!はは!!
ぶふぁwふぉっwひっひっひっひっw
辞めるでござるww
札束に小便かけるなでござるww」
no.334
「夢を見る。
遠い遠い記憶のような。
けれど違う夢。
会ったことあるような。
けれど違う夢。
話したことがあるような。
けれど、違う夢。
夢、夢、夢。全部夢だったらいいのに。」
no.335
「夜中の部屋で貴方の声がする。
携帯越しに、キラキラとした声。
楽しそうに、ケラケラ笑う声。
どんな声も色とりどりで、綺麗で。
今日も貴方と眠る。携帯越しに。
瞼を閉じる。真っ暗だ。
顔を赤らめて、まだ眠れない。」
no.336
「僕は今日、14年目の告白をする。
何も変わらない、初恋の続き。
桜が舞う季節にそっと吹くまだ少し冷たい風。
空をかけ回る雲、追いかける影、暖かな陽射し。
何も変わらない、あの頃の続き。
変わったのは背丈と多少の価値観。
変わらないのは、初恋の続き。
君の好きな白紅色の花と
君のように透く水を持って。」
no.337
「これが最後のタバコか。
10年近く吸ってきて、何回も
やめようとしてやめられなかったタバコを
こんなあっさりやめれるなんてな。
でもまだ8本入ってんだよなあ…。
あと1本だけ、、いや、やめよう…。
親父にあげるか…。親父、か。」
no.338
「伝えるよ。たとえ、届かなくても。」
no.339
「こんばんは」
no.340
「変わらない?そうかな。
あ、でも君は変わったよね。うん、かなり。
見た目、って訳じゃないんだけど、いや、
見た目と言えば見た目なのかな。
いや太ってるとか痩せてるとか
そんな小さな事じゃなくてさ。
いつの間にか男友達になってるからさ。
いやあ、言っときゃ良かったなあ。
いや、なんでもない、こっちの話。
というか言ったら言ったで良くはないか。
いや、ほんとになんでもない、こっちの話。」
no.341
「なあなあ、問何番まで終わったー?
俺今9なんだけどさ、ってあれ?
もしもーし、あ、あれ、もしもーーし。
あ、ごめん起こした?いや、もし寝てたら
机で寝るより布団で寝る方が、と思ってさ。
眠たかったんだ。言ってくれたら良かったのに。
ありがとな、勉強付き合ってくれて。
ん?ああ、寝るまで繋げとくよ。
寝息?ああ、そゆことね、聞かない聞かない
寝たなと思ったら切るよ、うん。
おやすみ。また明日。」
no.342
「よっ!、って、どした?
なんでもないって、泣いてるやんか。
ほんとになんでもない?そっか。
何かありそうやし、
そう見えるから聞いてんねんで?おれ。
そんな冷ったい壁向いて座り込んで泣くより
俺に寄っかかって泣いた方が
幾分かマシやろ?ええてええて、
こんな時くらい幼馴染のよしみや
幼馴染特権使ってけ使ってけ〜?笑」
no.343
「○○のこれ聞いちゃう?!のコーナー!
え〜、最初のお便り行きます!
R.N(ラジオネーム) ××さん こんばんみ〜
「○○さんはいつから羞恥心が無くなりましたか?
そしてどうやって羞恥心を無くしましたか?」
んーーー…俺ヤバいやつに見られてる?
激ヤバやん羞恥心ないやつそうなん?俺
え、まじ?だいぶ気をつけてるつもりやってんけど
そかあ、羞恥心持って行くわもっとww
ほんで無くした気してなかったから
なんにも答えられへんわ
誰や、これ選んできたスタッフ
アホちゃうかほんとwww」
no.344
「お酒を開ける音は、大人の帰りのチャイムやがな…」
no.345
「おーい!こっちこっちー!
っておい!誰がブスやねん!
どう見てもブスやんけ、ブスやがな
やかましいわ!やかましいのおれやがな!!
ガハガハ!え、待ってやなんで置いていくんや
30分前から待っててんて置いてかんでやー!!」
no.346
「メロンパンあるやん、メロンパン。
あれ形だけで名前付けてるやんな。
だいたい、メロンの味せえへんやん。
なんやねんあれ。亀パンでもええやんけ。
似てるやんか亀にも。なんやこの話…。」
no.347
「唐突に褒められたりすると
ガチ照れするからやめてくれん?」
no.348
「ねむい…とてつもなくねむい……
なんやこれ…ねむねむブレイカー飲んだよな俺…
もう効かへんくなってんかな。
ねむブレ耐性ついてもうたんかな、
あかんなあ、また探さなあかんのか。
あっかん、一旦仮眠しよ」
no.349
「あっ、やっべ、降ります、降りまーす!
通してくださーい!あ、あれ、
なんで通してくれやんの…?
どゆこと?ここほんまに日本?
自我強すぎんか?この8両目、なんやこれ
言うてる間に閉まってもうたがな
次止まるの5駅先?死んでまうがなこんなもん
ほんで俺が座ってたとこ他座ってるやんけ
泣きそうやわなんやこれ」
no.350
「ばーか」